事務局から一言二言

text by 武田”コックローチ”圭史(赤ブーブー通信社)
アーちゃん(以下 ア)「やっと秋ですね。今年の夏は暑かったですねー」
武田(以下た)「いや、本当にこの夏はきつかった。おじさんの通勤マシンのジャイロ・キャノピー改なんて、気温で気化燃料の温度が上がっちまって、走行中に異常(パーコレ)失火(ーション)起こすからどうにも調子が悪くて困った」
ブーくん(以下 ブ)「そこまで影響するもんなんですか? 道理で今年は熱中症で倒れる人も多かったわけですね」
ツーちゃん(以下 ツ)「そう言えば、おじさん今年のスーパー関西で熱中症にやられて危なかったって?」
た「うーむ、脱水症状の経験なら今まで山のようにやってるから(苦笑)油断したかもしれないが、やばかったのは、一般入場開始30分後の午前11時。入場ゲート前でメガホン持って走らないでくださいコールやってたんだけど、突然手足が痙攣し始めたと思ったら、平衡感覚がおかしくなって立ってるのも困難な状態になっちまった。なんとか壁伝いに本部まで帰り着いたけど、ここで倒れて2ちゃんにネタ提供するわけにはいかんと、変なことに必死だったっけ(笑)」
ア「おじさん、バタバタしてるからねー。お水とかちゃんと飲んでたの?」
た「朝6時に現場入りしてから、その時点までに2リットルは水分補給してたんだけどね。そういや、夏コミの1日目なんて午前中だけで3リットルも飲んでるのに13時ぐらいの時点でトイレ行ったの2回だよ(汚い話ですいません)」
ブ「どんだけ体表面から放出してるんですか(笑)」
ツ「それだけ汗かけばダイエットにもいいんじゃないの? おじさん、ちょうど1年ぐらい前から脱メタボリック正規軍!とか叫んでましたよね(笑)」
た「いやいや、汗なんていくらかいても、そりゃ単に水分が抜けてるだけでダイエットにもなんにもならないから(苦笑)。むしろ体内の水分が減ると新陳代謝が悪くなるから脂肪の燃焼効率は落ちるしね」
ア「変なこと詳しくなってますね。で、どのぐらい減ったの?」
た「目標は1年でマイナス14sだったんだけどなぁ…。なんとかマイナス10s達成ってところだね。もうちょっと運動する時間が取れれば、目標達成の自信はあったんだけど…」
ブ「それでも猫2匹分は減らしたんだ(笑)」
た「ま、もうちょっとでメタボリック正規軍から、予備軍に降格ってとこだな(笑)」

★18禁同人誌と個人通販

た「あいも変わらず18禁関係の話題が続くけど、今回は個人通販について」
ツ「当然の話ですけど、通販だから18禁同人誌を18歳未満に売ってもいいなんて道理はありませんもんね」
た「18禁同人誌を18歳未満に頒布することは条例違反になるっていうことは今までにも言ってきたよね。正直言うとね、18禁表示諸々の件について、この夏のサークルの動向を見ていると、男性向けがかなり真剣に受け止めているのに対して、女性向けの認識がまだまだ甘い」
ア「それでも、だいぶん状況は良くなってませんか?」
た「うん。確かにね、かなり改善されているのも事実ではあるんだ。ただ、元があまりに低いところからスタートしているから、多少改善されてもまだ及第点に及ばない。いや、真剣に取り組んでいるサークルが増えているのは確か。だけど、まだ対岸の火事程度にしか認識していない層があって、これが全体の足を引っ張っている印象だね」
ブ「通販だと、対面販売のイベント会場と違って、相手の顔が見えないから18歳以上か未満かの判断が難しいですよね」
た「そうだね。そこを解決するには一般的な郵便を使った通販申込なら、運転免許証や保険証などの身分証明のコピーをもらうとか(※ただし、この場合のコピーの取り扱いには注意!)、18歳以上であることの一筆を入れて捺印したものをもらっておくとかだろうね」
ツ「オンライン通販なら、18歳以上か否かの確認ゲートを設けるのも手ですよね」
た「まあ、こうやってお話しててもね、なんでそこまでやらないといかんの?とか思ってる人も少なくないと思うんだ。だけどね、おじさんが懸念している最も厄介なパターンは、18歳未満への販売でひっかけられる(ここまでは条例のお話)→そこから適当な理由をつけて無理矢理に猥褻物扱いにされる(ここからは法律レベルの話に切り替わる)という変則パターン。つまり間口の広い条例でひっかけて、威力の大きい法律で裁くという反則技だ。まあ、ここは猥褻物問題に関してガッチリ対処しているサークルなら大丈夫だとは思うのだが、もしもこれをやられたら、はっきり言って人生破滅するよ。それともうひとつ、認識しておいてほしいのは、18歳以上だと偽られて18歳未満に18禁本を売ってしまったとしても、条例の判断は微妙になる。基本的に、青少年育成条例では18禁本を買った(18歳未満の)青少年が『被害者』という考え方です。したがって、どんな理由であれ売った側が悪いということにされかねないかなりギリギリの問題なんだよ」
ア「ただでさえそれなんだったら、尚更できることをちゃんとやっておかないと本当に危ない…」
ブ「もしものときに、何もしていないのと、何か出来ることをしているのでは当然、判断の材料が変わってきますよね」
た「そう。何度も言うけど、発行責任は発行者にあるんだから、そこは自衛手段を講じておくことが肝要なんだよ。さてそこで、誤解の無いようにもうひとつ。発行責任と頒布(販売)責任について。ここで注意してほしいのは、頒布責任は発行者ではなく、頒布者の責任になるということ」

発行者=作者、もしくは発行責任者(つまり本を作った人)
頒布(販売)者=その本を直接頒布(販売)する立場の人(つまり本を売る人)

ツ「同人誌の場合、ほとんどの場合は発行者と頒布者が同じですけど、書店委託やネットオークションに誰かが出品したような場合は、頒布者は発行者じゃないですもんね」
ア「つまり、18禁本の発行者の目の届かない誰かが頒布者で、発行者の知らないところで18歳未満に売ってしまったとしても、これは発行者の責任じゃないっていうことね」
ブ「あれ? じゃあサークルさんでお願いしている売り子さんが18禁本を18歳未満に売ってしまった場合は、売り子さんの責任?」
た「いやいや、サークルの売り子さんっていうのは、発行者の目の届かない人物っていうことだと根本的におかしいだろ。もしも、そうだって言い切るなら、それはそんな信用できない人間を売り場に置いていた発行者の責任。もちろん、売り子に対する18禁本販売に対する指導責任だってあるんだから」

★アマチュアイベントの対応は?

た「前回も言ってることだけど、18禁関係での問題は、シティやコミケみたいな大きなイベントだけの問題だと考えているアマチュアの主催が結構いる。よく例えに挙がるのが、浜松町あたりで問題が起きると、同じ東京都関係のビッグサイトも危ないっていうお話。マジメな話、これは会場側も懸念している問題なんだよ」
ア「でも、どこか地方のイベントで、わいせつ物になる同人誌が会場で売られたとか、そのイベントで成人向け同人誌を18歳未満に売ったサークルがいたことが発覚した等があって、それをマスコミとかに煽られて社会的な話題になったら、もうそれは会場の管轄どうこうのお話じゃないですよね」
た「これもね、おじさんたちが心配してる点なんだけど、過去に同人誌を含むコミック関係で、何か火の手が上がって全国に広がる時って大抵地方からなんだよね。今は、同人誌も昔と違って縦横の連携が希薄になっていて、都市圏で発信された意識や問題が人づてに伝わっていきにくいのも事実だから、(距離と共に)地方に行くほど問題意識にリアリティーが薄くなるんだろうかと予想したりする。これは実際の話、地方に行くほど、わいせつ物チェックに引っかかったり(当然、修正か販売禁止)、18禁表示の注意を促すケースが多くなる。ちなみに、小規模発行での海賊版同人誌、盗作とかも地方ほど多いと感じる。この辺から、そうした実情っていうのも浮かび上がって来るんだ。しかしまあ、問題自体は都市圏・地方関係なく全国的なものとして捉えないといけない。当然、都市圏のオンリー主催者等もそこは気を引き締めてもらいたいんだ」
ツ「本当は、主催者が参加者に対して18禁表示やわいせつ物のチェックをするのが怖いなんて考える必要なんてないんですよね」
ブ「おじさん、『売らせないためにチェックをしてるんじゃなくて、売ってもらうためにチェックをしているんだ』って販売物のチェックの際によく言ってるよね」
ア「でも、わいせつ物や18禁表示のチェックの仕方がわからないアマチュア主催者さんとか、どこまで描けばわいせつ物になるのかわからないとか、修正の仕方がわからないでいるサークルさんとか結構いると思うんですよね。おじさん、そういう相談も受けてくれるんでしょ」
た「イベントでの、わいせつ物や18禁表示のチェックのノウハウとかもOKだよ。まずは赤ブーブー通信社に電話してみてください(03−3225−8520 月〜金 11:00〜19:00 担当・武田)。赤ブーのサイトからメールを投げていただいてもOK。ただし、セクハラ発言とか言うのだけは無しだぞ(苦笑)。それでは、今回はこの辺で」
一同「それでは皆さんごきげんよう♪」